その昔、Abu Garciaのロープロベイトリールと言えば「ABU LITE(アブ ライト)」の時代。
雑誌やビデオ、メディアで憧れの今江克隆プロのタックルをチェックしていると目にしたのが「Abu 1021FL」というベイトリール。
あの頃は中学生だったでしょうか…それはそれは欲しかった。
バスフィッシング関係の雑誌はほとんど目を通していましたけど、その1021FLというモデルだけはなかなか詳細が載っていない上に、通販で扱っているショップもごく稀でした。そして扱っていても超高かった。
中学卒業後は河口湖で働いてバスプロを目指すんだと言って高校進学をしようとしなかった自分に、母親が「高校へ行くならその1021FLっていうの、買ってあげてもいいよ」と言っていたのを覚えてます。母親のその言葉に、ちょっと心が揺らいだのも事実なんですが…
そんな思い出のあるアンバサダー。
世間ではダイワやシマノと比較するとアンバサダーは劣る…みたいな風潮がありますが、そこは価値観の違いです。
確かにダイワもシマノも素晴らしい外観と機能性に溢れた製品を世に送り出す優れたメーカーさんだと思います。
でも、その2社は「Abu Garcia」にはなれないんですよね。
Abu、アブガルシアというブランドの価値は、少なくとも自分にとってはすごく大きいもの。
アンバサダーもカーディナルも、そこには機能以上の魅力があるんです。
言葉にするのは難しいですが、今の自分の息子と同じ年齢から釣りをしてきた自分として、幼い頃から抱いてきた漠然とした「憧れ」や「今江克隆」というバスプロの存在がその魅力を不滅のものにしてるんじゃないかな…と。
そんなアブガルシア。ダイワやシマノのリールに目が肥えた日本のアングラーにも注目のデザインでRevo(レボ)シリーズを出してきました。
ギア比は6.4と7.1の2種類。
ブレーキシステムに関しては、Revo Sだけが遠心ブレーキシステムを採用。SX、SX-HS、STX-HSの3種類はリニアマグシステムを採用。
ボールベアリングもRevo Sのみ8個装備でその他は10個装備。
ラインキャパシティーに関しては、やっぱりポンド数で何m巻けるのか表記されてませんけど、0.33mmが130mということは、ナイロン、フロロ共におよそ16lbラインが130mくらい巻ける計算ですね。
アンバサダーの魅力がわかる方にお勧めしたいベイトリールです。
今回アンバサダーRevoシリーズは4種類。チェックしてみてください。
アブガルシア アンバサダー Revo(レボ) S
●ギア比:6.4
●糸巻量(ハンドル1回転):70cm
●自重:244g
●最大ドラグ力:3.5kg
●ラインキャパシティー:0.33mm−130m
●スプール径:37.3mm
●ボールベアリング数:8個
●ローラーベアリング数:1個
●メインギア素材:高強度ブラス
●ブレーキシステム:6点式遠心ブレーキ
アブガルシア アンバサダー Revo(レボ) SX
●ギア比:6.4
●糸巻量(ハンドル1回転):70cm
●自重:246g
●最大ドラグ力:5kg
●ラインキャパシティー:0.33mm−130m
●スプール径:37.3mm
●ボールベアリング数:10個
●ローラーベアリング数:1個
●メインギア素材:高強度ブラス
●ブレーキシステム:リニアマグ
アブガルシア アンバサダー Revo(レボ) SX-HS
●ギア比:7.1
●糸巻量(ハンドル1回転):79cm
●自重:246g
●最大ドラグ力:4kg
●ラインキャパシティー:0.33mm−130m
●スプール径:37.3mm
●ボールベアリング数:10個
●ローラーベアリング数:1個
●メインギア素材:高強度ブラス
●ブレーキシステム:リニアマグ
アブガルシア アンバサダー Revo(レボ) STX-HS
●ギア比:7.1
●糸巻量(ハンドル1回転):79cm
●自重:248g
●最大ドラグ力:4kg
●ラインキャパシティー:0.33mm−130m
●スプール径:37.3mm
●ボールベアリング数:10個
●ローラーベアリング数:1個
●メインギア素材:高強度ブラス
●ブレーキシステム:リニアマグ