エバーグリーンの電撃フッキング用ベイトロッド

raytot

2006年09月01日 03:23


バスプロ今江克隆プロが「電撃フッキング」を公表したのは90年代前半。
電撃フッキングとは、カンタンに言えば「超ショートバイトをフッキングさせる」テクニック。
バイト=アタリがあってからひと呼吸おいてフッキングではなく、ほんの一瞬の微妙な超ショートバイトをフッキングさせるには、自分的な解釈として、その微妙な超ショートバイトを見逃さず感じる集中力と、バイトに反応できるだけの反射神経、それからフックアップするだけのポテンシャルを持つロッドが必要です。
自分の場合、エバーグリーン コンバットスティック ガニングシャフト(Evergreen Combat Stick Ganning Shaft)を所有しています。
今江克隆氏が開発した「電撃フッキング」を可能にしたロッドです。
キャスタビリティーだとか乗りだとか、そんなもの目的のロッドじゃなく、バスが一瞬「フワッ」とエラを大きく開いてジグを吸い込んだ、もしくは軽くジグをくわえた程度の超ショートバイトを、ロッドがどんなポジションにおいても感じられる感度と、それをフッキングに持ち込める鋭さを持ち合わせたロッド。
まだエバーグリーン コンバットスティックが「今江克隆」というネームバリューだけのブランドだと思われていた時代、あるJBTAプロに自分が所有するコンバットスティックを貸した事があります。
「どうせ大した事ないんだろ?」と言われながら、半ば強引に「使ってみて!」と貸してみました。
そんなプロでしたが、実際に釣りをした後に「スゴいゎコンバットスティック。確かに感度良いゎぁ…」と言ってました。
自分として、確かに「今江克隆」という名前で選んだロッドでした。
ロッドの性能云々というより、「今江克隆プロが使うロッド」というイメージでチョイスしました。
でもそこに、コンバットスティックのポテンシャル、実際の使用感があるが故に信頼が生まれて、その信頼が可能性を導くと思います。

今回「電撃フッキング」を取り上げたのにはワケがあります。
先日の精進湖でのラインブレイクの話。
帰宅後に妻に話しました。
返ってきた言葉は「経験不足。腕が落ちたねぇ。。。」でした。
「最近『魚』釣ってないじゃん。だからじゃない?」と。
妻のその言葉は的確に自分の今を指摘していました。

世の中、「時代は繰り返す」という言葉があります。
「電撃フッキング」が流行った時代からだいぶ経った今、その電撃が再度パワーを発揮するかもしれないと感じました。
感度だけでなく、50upのバスのアゴを突き抜け、ビッグバスのパワーに負けない強靭さを持つガニングシャフトのチカラが必要だと感じました。
ブラックバスという魚を久しぶりに真剣に狙いました。
その答えがあのラインブレイク。
10年以上ぶりに「悔しさ」を痛感。

17歳の自分が出来た事を30歳になった自分が出来るのか、超えられるか、
コンバットスティックを再び自分の「腕」として自在に操れるか、
試したくなりました。
「バスフィッシングへの情熱」再燃かもしれません。

コンバットスティック ガニングシャフト(CSC-65H)は絶版ですが、今江克隆氏はさすがです。
テムジンで更に進化を遂げて登場しています。


Evergreen TEMUJIN TMJC-68H(エバーグリーン テムジン TMJC-68H ガニングシャフト デンゲキ)


所有する初代ガニングシャフトでどこまで出来るか、個人的に非常に楽しみです。


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