エバーグリーンから発売されているコンバットスティック。
初代コンバットスティックを現在も4本所有(CSC-55M / CSC-60ML / CSC-65H / CSS-55L)して現役で使っています。
あと、タクティクスのフォーチューンブルー(TCSS-70L)も使ってます。
で。
もうここ数年は、湖の釣りより海の方が楽しくて、バスをちゃんと狙って釣るなんてことしなかったんですが、昨年から友人がバスを始めたもんですから、さあ大変です。
暑かろうが寒かろうが、毎週末のようにバスに誘ってきまして。
タックルは昔のものですが一応揃っているので、一緒に行くことが増えました。
で。
で、なんでガンスリンジャーか。
買ったんです。
中古で。
今さらながらのテムジンと思われる方が多いと思います。
なにせ発売は2006年。
13年前ですよ。
最近のロッドの方が質が良くて安いかもしれませんね。
でもね、欲しかったんです。
2006年のテムジン ガンスリンジャーの発売を知った時、ぶっちゃけ欲しかったんです。
でも買えなかった。
だって高いですもん。確か定価は6万オーバーでした。
それから10年以上経ち、バスの熱も冷めて、ガンスリンジャーの存在も忘れてました。
そして今年、NBCトーナメントに出ていた頃の知人と久しぶりに連絡を取り、バスフィッシングを始めてまだ一年経たない友人が憧れる琵琶湖でボートを出してもらえることになりまして、YouTubeで得た情報を基にルアーを買い漁る友人を見ながら、自分もちゃんとバスをやってみようかなと思いました。
そこで思い出したのがこのロッド、ガンスリンジャーでした。
初代のガニングシャフトでも同じような釣りができると思うんですが、ガンスリンジャーは『若い頃に一目惚れしたあの子』みたいなもの、もう一度逢えるなら。。。みたいな感じでした。
とりあえずは、なんか程度のいい釣れそうなルアーを中古で安く買えないかと思い、中古を売っているお店に行きました。
ハスティーとかまだ売ってる!とか、マッドペッパーマグナムとか見つけると、バスのことしか考えてなかった10代の頃を思い出しました。
その流れでロッドコーナーへ行くと、そう、運命の出逢い。
『若い頃に一目惚れしたあの子』ガンスリンジャーが置いてありました。
15000円くらい。
当時は高嶺の花で手が届かなかったガンスリンジャーちゃんが、手を伸ばせばすぐ届く。
やっすい女に成り下がったな。。とは思いません。
憧れた当時と同じ輝きにしか感じませんでした。
歳月を経て、汚れてしまったのは自分でした。
スレた大人になってしまった自分は、手持ちのお金ですぐに手に入るガンスリンジャーちゃんをまずキープして、もっといい女(ロッド)が他にいるんじゃないかと他を物色してしまいました。
結局、彼女(ガンスリンジャー)なんかいなくても平気、必要ない。そう考えて、ルアーだけ買って帰りました。
翌日は一日釣り。
釣りをしている間、ずっと考えていたのはガンスリンジャー。
もう、これは恋。
そこに理由なんていらないんです。
好き。
欲しい。
あぁ、青春ぽい青春ぽい。
今日行って、また逢えたら告白しよう(まだ売っていたら買う)。
そう決めました。
釣りから帰ってすぐ、お店に向かい、
昨日見た場所に、同じ佇まいの彼女(ロッド)。
ブランクス、ガイド、グリップ、リールシート、傷がないかチェック。
リールシートに傷、グリップエンドはちょっと欠けていた。
でもブランクスとガイドは綺麗。
やっぱり魅力的だ。
元カレといろいろあったのかもしれないけど、
僕が君と一生一緒にいてあげるよ。
とかちょっとキモいこと考えながらレジで現金払ってゲットしました。
艶っけのないマットなブランクス、最近はないのが流れなのにその逆をいく、しっかりとしたフォアグリップ。
軽く振ったぐらいじゃブレない硬さ。
今年はこの愛しの彼女と一緒にデカいの狙います。