バス用ベイトタックルでのエギング

raytot

2006年08月19日 14:08

先日、この画像のタックル(コンバットスティックCSC-60M&アンバサダー4600C)でエギングをしたワケですが、自分的にロッドとリールに問題はなかったです。エギではなくプラグを投げてる感覚でした。
でも、問題があるとすれば、「ライン」と「飛距離」でしょうか。この2つは気になります。

まずライン。
ナイロンの14lbを巻きました。扱い易さは抜群です。
そりゃそうですよね、本来あるべきタックルのカタチなわけですから。。。
ただ、ナイロンの特性である「適度な伸び」と14lbという太さが、PEラインを主にしたエギングタックルと比較すると納得できるものではないです。
ナイロンラインの適度な伸び、これがあるので感度がPEより劣ります。
特に今回は「タコ」をターゲットにしました。エギを抱いて岩などにへばりつくタコ、ネガカリなのかタコなのか判断する材料である「ラインを通して得られる情報」が不足するというか、わからないんです。
それから14lbという太さ。これによる飛距離の低下は否めなかったです。
リールが遠心ブレーキタイプの4600C、10年以上前のリールですから、これをシマノのアンタレスやコンクエスト、ダイワのTDシリーズやスティーズなんかに変更すれば飛距離の改善は見られると思います。
ライン自体を細くする、例えば素材をフロロカーボンに変えて10lb、12lbまで落とすとか、それも可能ですけど、ネカガリ時にエギを回収する事と岩からタコを引き離す事を考えたら、あまり細くもできないです。実際、過去にフロロカーボン8lbのリーダーをつけたPEタックルでタコと格闘しましたが、結局ラインブレイクしました。タコを引き離すパワーはあれど、ファイト中に岩に擦れるのは免れないからです。
ナイロン素材は海水での使用後に劣化するため、1日釣りをしたら交換しなければならない事を考えると、耐摩耗性、感度、吸水率で勝るフロロカーボンラインの方が交換する手間も省け、コストも安く済み、ベイトタックルにはベターだと思います。

それから、PEラインの使用ですが、日中の釣りで、バックラッシュさせない技術があるアングラーならPEラインも可能でしょう。今回自分は深夜の釣りでしたが、エギをキャストしてから着水までの軌道がわからないので、「そろそろ着水かな?」という瞬間にサミングする必要がありました。これをミスるとバックラッシュします。早めにサミングしてしまえばバックラッシュは皆無に等しくなりますが飛距離が落ちます。ですので、ベイトタックルでのエギングを夜にするのであればPEラインは勧めません。

ナイロンラインやフロロカーボンラインをメインラインにすると、PEライン使用時に避けられないPEとリーダーの結びから解放されます。ノーネームノットやトリプルエイトノットを釣り場で結ぶことは出来ますが、「リーダーを結ぶ」という行為がめんどくさく感じる事もあります。
リーダーの結節がないのは結構嬉しいですよね。

エギングはスピニングタックルでするものだ…そんな概念で釣りをしてたらつまらない。
今回わざわざベイトタックルを持ち出してみたのも、そんな思いから。
もともとナイロンラインしかない時代からバスフィッシングをしていたんですから、感覚を昔に戻せばいいだけの事。初心に戻ってキャストからアクションのイメージまで考えながら楽しみながら出来るんです。
そろそろアオリイカも数釣りが楽しめる秋がやってきます。
ベイトタックルでアオリを釣るチャンス到来です。サイトで釣れますしね。
人と違う事するのが大好きなアウトローなアングラーのみなさん、ぜひベイトでエギ、やってみてください。


あなたにおススメの記事
関連記事