千本浜で真鯛

raytot

2013年05月22日 13:15

沼津、千本浜。
天気は雨、仕事は休み。
夜明けに合わせて家を出発。
午前4時から昼過ぎまでの釣行になりました。



このところ何度かチャレンジしてるのに、一向に成果の見えないショアジギング。

自分がヘタクソなのか、時間の問題なのか、タックルの問題なのか。
ネットではサバが出てるだのワラサが出てるだのと情報があるけれど、このところ魚らしい魚を釣ってないのもあって、萎えかかってました。

2013年5月20日、4:00AM釣りスタート。
浜に降りて行くと、ショアラインから10mぐらいのところでナブラ。
そのナブラはすぐに消え、しばらく沈黙。
1時間ほどすると200mほど沖でナブラ出現。
今度は現れては消えを繰り返し、ナブラが移動してる。
しかしなかなか自分の射程圏内に来ない。
届きそうで届かない距離。
普段はもっと飛んでるはずなのに…と思いつつ、ひたすらナブラがこちらへ寄る事を期待。

そんな事をしてる間に漁船の時間。
何隻も漁船が目の前にやってきて網で根こそぎ浚ってく。
釣れる気がしないので、一旦車に戻り、濡れてシワシワになった手を乾かしつつ考える。
『移動するか…粘るか…』
雨でほぼ凪状態。釣り人は自分以外に一人か二人。来ても皆すぐいなくなる。
ナブラはほぼ自分の前で起こる。
そもそも回遊魚狙いに『粘る』はアリなのかな…
でもこんなシチュエーション滅多にないしな…

で、結局千本で粘ることにして、気分転換にエギングもしようと思いロッドを追加。

7:00過ぎでしょうか、再び浜に戻り、ジグは横に置いといてエギング。
このエギングはすぐに結果を出しました。
タコGET。
何度も当たる。しかしモノに出来たのは1度だけ。
時間と共に、今度は3.0号のエギではどうにもならないぐらい潮が流れ始めたので中断。
そしてたまに起こるナブラを眺めて過ごす事数時間。
12時を回った頃に思いました。
『帰ろ…』
これだけやって釣れないのは、きっとヒキが弱いオレのせい。
サバは簡単に釣れる?
ふざけんな…
ワラサが出てる?
どこで誰が釣ったんだよ…
また今回も魚を持たずにひたすら山梨の自宅へ帰るんだ。。。
しょげながらロッドとクーラーバッグを持って立ち上がり、片浜方面を見ると、だいぶ手前の方でナブラ。

……歩く…?
……歩いちゃう…?

往生際の悪い自分は、結局砂利を踏みしめながらしばらく歩きました。

ナブラがあった辺りに到着。
そして見事なまでに海面は沈黙。

それでも片浜寄りの方では魚が釣れてるのを目撃。
推定40センチ以上の何か。

早朝からフルパワーでキャストを続けてるせいか、ロッドを持つ手がかすかに震え始めました。
痛いし。
という理由から、ハイスピードリーリングは止めて、少しずつ横移動しながらのスローリーリング。
だって痛いんだもん。

足元のゴミを眺めながらリーリングしていると、ここでキタ。

神様降臨。

『ゴンゴンッ』とバイト。

バスフィッシングをしてる時から甘い自分のフッキング。
サバなら口を引き裂いてやる!ぐらいの渾身の力でフッキングしてやりました。
そこそこファイトするものの、なにせバラしたくない気持ちが強く、たぶん腰はだいぶ退けてたと思います。
『何の魚だろ…』
しばらくして見えた姿は赤い魚。
『???赤???』
海から引き抜いた時に見えた姿で、それが真鯛だとすぐ分かりました。

今思えばなんてことないサイズの真鯛だけど、釣れた時に湧いてきた感情はホント感動で、ちょっと涙ぐみました。

『諦めなくて良かった…』
これで『明日の夜は魚を食べるぞ』と息子に言った言葉がウソじゃなくなる。
何よりも、魚が釣れたことが嬉しかった。
狙って釣った魚じゃないけれど。


アブガルシアのシーバスロッド 10ft
ダイワ(Daiwa) 11カルディア 2508R-SH
Rapala(ラパラ) ラピノヴァ・エックス マルチゲーム 200m 1.5号 ライムグリーン
東レ バウオ スーパーハード プレミアムプラス HG 25LB
Maria ムーチョルチア 35g




あなたにおススメの記事
関連記事