ライトショアジギング(LSJ)でソリッドリングを使用する理由
2015年の夏にライトショアジギングのスナップについての記事を書きました。
その後、完全にスナップからソリッドリングに移行しました。
実際に使用して来た経験を踏まえて記事を書いてみたいと思います。
目次 :
1.
ソリッドリングとは
2.
ソリッドリングとスナップの違い
3.
結び方と付け方
4.
おすすめのソリッドリング
○ソリッドリングとは
釣りに使われるリングにはスプリットリング、溶接リング等ありますが、今回のソリッドリング、ソリッド(solid)とは「硬質、固体」などの意味がありますが、釣り具で使われるソリッドリングには、「単素材で作られたつなぎ目のない硬質リング」としてソリッドという言葉が使われていると思われます。
ロッドやリールなどと比べると、とても小さなパーツですが、ラインとルアーの間を受け持つ、とても重要な要素、パーツの一つです。
素材として使われているのはステンレスが主で、リングの表面は研磨加工されており、リングに結束するラインを傷つけることもありません。
また、断面が楕円形で引っ張り強度も強くなっています。
○ソリッドリングとスナップの違い
以前はスナップを使用していたのに現在はスナップを一切使用せず、ソリッドリングのみになりました。
理由はその強度と確実さ。
スナップの利点は、スナップに接続するもの(ルアーなど)の交換が簡単で手早くできること。また、その接続するものの動きを妨げないこともメリットの一つです。
特にルアーフィッシングではルアーの種類、カラーが多様で、釣れるルアーを状況に合わせて選んで釣りますよね。ルアーチェンジのスピードとシンプルさを考えると、スナップは非常に理にかなったパーツだと思います。
管理釣り場のトラウトやバスフィッシング、エギングなどのソルトでも必要不可欠なパーツではないでしょうか?
しかしながら、これはソルトで釣りを始めてから気づいたんですが、スナップは意外と簡単にロックが外れるんです。
メリットである交換の容易さが、状況によってはデメリットになります。
その意外なデメリットが釣果に直結する問題だとしたら、もちろん改善しなければならないですよね。
場合によってはお気に入りのルアーをロストすることにもなります。
そこでスナップではなくソリッドリングを自分の釣りにも採用してみることにしました。
スナップの「扱いやすさ」より「確実さ」を選んだわけです。
○結び方と付け方
次にスナップの場合とソリッドリングの場合の接続例。
スナップを使用する場合、
ライン→スナップ→ルアーという順番で接続されますが、ソリッドリングに変更したことで、次のような接続になります。
ライン→ソリッドリング→スプリットリング→ルアー
スナップを用いた方が見た目シンプルで個人的には好きです。ただ、「自分のこだわり」が必ず釣果に結びつくわけではありません。
ソリッドリングを用いると、ルアーのアイ周辺がゴチャゴチャします。アイの空間が広いルアー(ジグパラやサムライジグ etc.)ならスプリットリングを二つ入れてもまだ余裕がありますが、ムーチョルチアみたいにアイが小さいタイプのルアーではルアーの動きの妨げになりますし、そもそもルアー交換の際に煩わしいです。
なので、下の写真のように接続するのも一つの方法です。
ルアーのアイにスプリットリング付きのアシストフックが付いている場合は、そのスプリットリングにソリッドリングを接続してしまう方法です。
もしくはアシストフックはソリッドリングに取り付けて、ルアー交換の際にはアシストフックは同じものを流用してルアーのみ交換する方法もあります。
自分の釣り方やルアーで色々試してみるとベストな方法が見つかると思います。
ソリッドリングへのラインの結び方は、基本的にルアーで使われる結び方で良いと思います。
自分の場合は30年近く「ユニノット」です。
自分が一番信頼できるノットで、丁寧に結ぶことが大切だと思います。
最近は様々なメーカーからソリッドリングが出ています。
自分のお気に入り、信頼するメーカーのソリッドリングを選んで、良い釣りを楽しんでください。
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