シマノとダイワ、この2大メーカーの最高極上機種『STELLA(ステラ)』と『EXIST(イグジスト)』。
この2機種を比較することで、2大メーカーの全てが解る??
バスフィッシングからエギングまで、幅広くニーズがある2500番クラスの浅溝スプールタイプを比較してみます。
※ダイワのイグジストには『EXIST STEEZ CUSTOM』がありますが、こちらはフロロカーボンライン&フレッシュウォーターに特化されたスピニングリールなので、今回は省きます。
SHIMANO STELLA 2500S A-RB
定価:¥60900(税込)⇒¥45500(税込) 25%off
Daiwa EXIST 2506
定価:¥68250(税込)⇒¥54600(税込) 20%off
※表示されている価格は、2006.10.12現在のものです。
ステラ2500S / イグジスト2506
○重さ: 230g / 190g
○ベアリング数:A-RB×12、ローラー×1 / CRBB×11、ローラー×1
○糸巻量(ナイロン):6lb-95m / 6lb-100m(PE1号-110m)
○ギア比:5.2 / 4.8
○最大糸巻長:73cm / 71cm
○主な機能&装備
シマノ ステラ 2500S:
●軽量マグネシウム合金ボディ(防錆表面処理) ●アルミ合金冷間鍛造超軽量スプール
●3次元解析により理想の歯面を追求したSR-3Dギア
●アルミマシンカット中空ダイレクトスクリューインハンドル
●全ベアリングに防錆ベアリングA-RB搭載 ●超精密マイクロピッチドラグ
●ステンレス一体成形のSRワンピースベール ●スーパースローオシュレーティングシステム
ダイワ イグジスト2506:
●エアメタルハウジングマグネシウムボディ ●ABSエアスプール
●鍛造ギヤーの数倍以上の歯面精度を持つマシンカットデジギアⅡ
●アルミマシンカットハンドル ●全ベアリングに防錆ベアリングCRBB搭載
●BBフィネストーナメントドラグ ●エアベール
●ラインの食い込みを防ぐクロスラップシステム
両社の最高機種。
が故にどちらも妥協のない、細部にまで極限にこだわったスピニングリールとなっています。
このステラは2004年モデル。イグジストは後発の2005年モデル。
使用感に関しては、どちらもスムーズ極まりないです。
リール自体の軽さは数字が示すように、ステラが230gでイグジストが「アンダー200g」の190g。この40gの差は釣果には関係ないでしょうが気になる要素です。パーツに超々ジュラルミンを使用しつつも、メインシャフトにはステンレスを採用して小型化を成功させるなど、トータルでの超軽量化を実現したダイワの意地でしょうか。
ボディ内部のギア部に関しても、シマノはSR-3Dギア、ダイワはデジギアⅡ&サイレントオシレーションⅡを採用。巻き取り感の充実をもたらし、信頼感十分です。
ベアリングは両機種ともに各社の防錆ベアリングを惜しみなく搭載。バスフィッシングやトラウトなどのフレッシュウォーターでの釣りに留まらず、エギングやロックフィッシュなどのソルトウォーターでの使用に全く問題を残さない仕様となっています。
ラインのバックラッシュや飛距離に関係する巻き取りシステムですが、シマノはスーパースローオシュレーティングシステムで密巻きによる放出抵抗軽減を実現し、ライントラブルの減少とのバランスが最適化されています。対するダイワはクロスラップ機構。こちらはフッキング時などにラインがスプール上のラインに食い込みを防ぐようクロス状に巻き取るシステムを採用。PEラインなどの極細ラインを使用する際に非常に気になるポイントです。
どちらも本当に素晴らしいリールです。
購入する際に気になる値段は、定価の時点で8000円近く差があり、ダイワのイグジストの方が高いです。
下位機種にない「極上のフィーリング」がこの2機種には存在し、アングラーの物欲を満たし、釣果への自信にも繋がるスピニングリールである事には間違いないでしょう。
個人的には、190gという軽さと、ダイワのスピニングリールを長年使用してきた信頼感から、ダイワのイグジストをお勧めしたいところです。
シマノ公式サイト
ダイワ精工公式サイト