スピニングリールの素材

raytot

2006年10月27日 14:36

先日なぜマグネシウムを使うのか?という記事を書きました。
ナチュログ会員の方にもたくさん観ていただいたようです。

そういえば、先日上記記事にコメントいただきました「ダイワのフリーダイヤル」の件。
オペレーターの方は親切ですよね。電話をした時に分からない事は、後にわざわざ電話してきて教えてくれます。
こちらは基本的に一般人なので、核心部分というか、企業秘密として公表できない部分もあるでしょうし、そこは察して質問しませんでしたが。

さて、マグネシウム素材について調べていると、やっぱり他の素材についても知りたくなってしまいます。スピニングリールには、アルミニウム、アルミニウム合金(ジュラルミン、超々ジュラルミン含む)、チタン合金、ステンレス、コルク、EVA、SiC、その他いろいろな素材が使われています。
すべて詳しく調べたわけではありませんが、さっきまで『超々ジュラルミン』について調べていました。
例えば、超々ジュラルミンはアルミニウム合金(A7075)で、主成分をアルミニウムとしてマグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)などを含んだ素材であるとか…

それから、現在のスピニングリールのスプールによく使用されている『アルミニウム』。
このアルミニウムという素材も面白い。
アルミニウムは対腐食性に優れ、空気中で酸化皮膜を生成するとか、「アルマイト処理」についてとか…

こうやってある程度スピニングリールの素材についての知識を得ると、メーカーが発表するリールのスペック等の詳細を見るのが楽しくなってくるんですね。

たとえばエバーグリーンのスピニングリール『Opus-1』。
このリール、ボディとローター部にはアルマイト処理したアルミニウム合金のダイキャスト(鋳造)で、ドライブギアにはボディと同じくアルマイト処理したアルミニウム合金(こちらは鋳造ではなく鍛造)を採用。ベールとメインシャフトにはチタンコーティングしたチタン合金。 内部のベアリングには防錆ボールベアリングとセラミックボールベアリングを採用、スプールリングにはチタンコーティングした超々ジュラルミン…と、今の自分には調べたくなるネタが満載なわけです。

スピニングリールを製造するメーカー毎に、リールパーツ毎に使用する素材が違い、また製造方法もマシンカットや鋳造、鍛造と使い分けていて、非常に興味深い。

さっきエバーグリーンさんに連絡した時にOpus-1の詳細訊けば良かった…
きっともっと面白い話が聞けたに違いない…

ということで、最近は釣りというより『工業系』な事に興味があります。
EverGreen公式サイト


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