今回は、2006年9月発売となったダイワの新型リール『Revros(レブロス)』と、
シマノの同じ価格帯のリール『ULTEGRA(アルテグラ)』を比較してみます。
定価ではシマノのアルテグラが若干高めの設定ですが、実勢価格では同等。
レブロスは2506、アルテグラは2500S、どちらも人気の浅溝スプールタイプでの比較です。
Daiwa Revros 2506
定価: ¥9660(税込) ⇒ ¥7720(税込) 20%off
SHIMANO '05 ULTEGRA 2500S A-RB
定価: ¥12600(税込) ⇒ ¥7560(税込) 40%off
※価格は2006.10.24現在のものです。
レブロス2506 / アルテグラ 2500S
○重さ: 280g / 255g
○ベアリング数:ボールベアリング(CRBB含む)×5、ローラー×1 / A-RB×5、ローラー×1
○糸巻量(ナイロン):6lb-100m / 6lb-80m
○糸巻量(PE): 0.8号-140m、1.0号-110m / 0.8号-150m、1.0号-110m
○ギア比:4.7 / 5.0
○最大糸巻長:70cm / 70.7cm
○最大ドラグ力:3.0kg / 4.0kg
○主な機能&装備
ダイワ レブロス 2506:
●メタルボディ ●滑らかでスムースな回転を完成させたデジギヤII
●軽量アルミ鋳造スプール ●トーナメントドラグ
●マシンカットハンドル ●ライントラブルを防ぐクロスラップ機構
●糸ヨレを極限まで減少させるツイストバスターⅡ ●防錆ベアリングCRBB搭載
●インフィニットストッパー ●I型ノブ
シマノ '05 アルテグラ 2500S A-RB:
●アルミダイキャストボディ ●アルミ冷間鍛造マシンカットスプール
●ワッシャーのセット数を増加し、滑らかな滑り出しを実現したドラグシステム
●ベールオープンを音で知らせるポジティブベール
●下巻きする際に便利なスプール下巻目安ライン ●全ボールベアリングにA-RB採用
●スーパーストッパーⅡ ●バイオフィットグリップ
まずはじめに、画像のレブロスは浅溝(シャロー)スプールではありません。ハンドルもT型ハンドルになっていますが、実際のレブロス2506はカルディアKIXと同じ様なシャロースプール、I型ハンドルです。
ダイワの1万円以下で買えるリール『レブロス』。
印象としては、値段以上の価値を感じる外観、高級感があります。
この価格帯でのマシンカットハンドルは非常に嬉しい。 このマシンカットハンドルはリールの外観を一気に「高級リール」にする要素のひとつです。
シマノのアルテグラはワンタッチハンドル。シマノの場合、マシンカットハンドルはツインパワー以上の機種での導入ですので、このハンドル部分で惹かれるユーザーは多いと思います。
リール自体の重さで言うと、レブロスが280g、アルテグラが255g。
アルテグラはアルミダイキャストボディ、アルミ冷間鍛造スプールなどで軽量化を実現していますが、後発のレブロスはそこまでの軽量化はしていません。スプールも「アルミ鍛造」ではなく「アルミ鋳造」。
これはおそらくダイワの上位機種との差別化、コスト的なものだと思います。
レブロス2506とアルテグラ2500Sは同じクラスのシャロースプールタイプ。
糸巻量は同じでベアリング数も同じ、ギア比なども大差はありません。
アルテグラがアルミ素材による軽量化を施し、上位機種からの性能を引き継いでいるのに対し、レブロスはスピニングリールとして必要な性能は引き継ぎつつ、リールの自重を犠牲にしながらも外観の高級化を出してきました。
軽さ、素材面では'05 アルテグラの方が上。
上位機種に劣らない外観のレベルではレブロスが上ではないでしょうか。
ダイワ公式サイト
シマノ公式サイト