2016年12月31日
ライトショアジギング(LSJ)でソリッドリングを使用する理由

2015年の夏にライトショアジギングのスナップについての記事を書きました。
2015/08/12
その後、完全にスナップからソリッドリングに移行しました。
実際に使用して来た経験を踏まえて記事を書いてみたいと思います。
目次 :
1. ソリッドリングとは
2. ソリッドリングとスナップの違い
3. 結び方と付け方
4. おすすめのソリッドリング
○ソリッドリングとは
釣りに使われるリングにはスプリットリング、溶接リング等ありますが、今回のソリッドリング、ソリッド(solid)とは「硬質、固体」などの意味がありますが、釣り具で使われるソリッドリングには、「単素材で作られたつなぎ目のない硬質リング」としてソリッドという言葉が使われていると思われます。
ロッドやリールなどと比べると、とても小さなパーツですが、ラインとルアーの間を受け持つ、とても重要な要素、パーツの一つです。
素材として使われているのはステンレスが主で、リングの表面は研磨加工されており、リングに結束するラインを傷つけることもありません。
また、断面が楕円形で引っ張り強度も強くなっています。
○ソリッドリングとスナップの違い
以前はスナップを使用していたのに現在はスナップを一切使用せず、ソリッドリングのみになりました。
理由はその強度と確実さ。
スナップの利点は、スナップに接続するもの(ルアーなど)の交換が簡単で手早くできること。また、その接続するものの動きを妨げないこともメリットの一つです。
特にルアーフィッシングではルアーの種類、カラーが多様で、釣れるルアーを状況に合わせて選んで釣りますよね。ルアーチェンジのスピードとシンプルさを考えると、スナップは非常に理にかなったパーツだと思います。
管理釣り場のトラウトやバスフィッシング、エギングなどのソルトでも必要不可欠なパーツではないでしょうか?
しかしながら、これはソルトで釣りを始めてから気づいたんですが、スナップは意外と簡単にロックが外れるんです。
メリットである交換の容易さが、状況によってはデメリットになります。
その意外なデメリットが釣果に直結する問題だとしたら、もちろん改善しなければならないですよね。
場合によってはお気に入りのルアーをロストすることにもなります。
そこでスナップではなくソリッドリングを自分の釣りにも採用してみることにしました。
スナップの「扱いやすさ」より「確実さ」を選んだわけです。
○結び方と付け方
次にスナップの場合とソリッドリングの場合の接続例。
スナップを使用する場合、

ライン→スナップ→ルアーという順番で接続されますが、ソリッドリングに変更したことで、次のような接続になります。

ライン→ソリッドリング→スプリットリング→ルアー
スナップを用いた方が見た目シンプルで個人的には好きです。ただ、「自分のこだわり」が必ず釣果に結びつくわけではありません。
ソリッドリングを用いると、ルアーのアイ周辺がゴチャゴチャします。アイの空間が広いルアー(ジグパラやサムライジグ etc.)ならスプリットリングを二つ入れてもまだ余裕がありますが、ムーチョルチアみたいにアイが小さいタイプのルアーではルアーの動きの妨げになりますし、そもそもルアー交換の際に煩わしいです。
なので、下の写真のように接続するのも一つの方法です。

ルアーのアイにスプリットリング付きのアシストフックが付いている場合は、そのスプリットリングにソリッドリングを接続してしまう方法です。
もしくはアシストフックはソリッドリングに取り付けて、ルアー交換の際にはアシストフックは同じものを流用してルアーのみ交換する方法もあります。
自分の釣り方やルアーで色々試してみるとベストな方法が見つかると思います。
ソリッドリングへのラインの結び方は、基本的にルアーで使われる結び方で良いと思います。
自分の場合は30年近く「ユニノット」です。
自分が一番信頼できるノットで、丁寧に結ぶことが大切だと思います。
○おすすめのソリッドリング
これまで使用してきて、全くトラブルがなく、安心して使っているソリッドリングは、カルティバ(オーナー針)のソリッドリングです。
30g、40gのメタルジグを使用する際に、内径5.0mm(最大変形値150lb)のものを選んでいます。
場合によっては内径4.0mmのものでも良いかもしれませんが、自分はこれで不自由なく使用して釣れています。
▶︎Amazonオーナー(OWNER) P-14 ソリッドリング 5 72814
▶︎楽天オーナー P-14 ソリッドリング 5 72814
▶︎ナチュラムカルティバ(オーナー針)ソリッドリング
最近は様々なメーカーからソリッドリングが出ています。
自分のお気に入り、信頼するメーカーのソリッドリングを選んで、良い釣りを楽しんでください。


2016年12月28日
タコやんのインプレ

DUELから発売されているタコやん。
カラーはマットチャート。
タコやん / DUEL公式ホームページ
これまでもタコを狙ってエギやタコジグを使用したことがあります。
得エギ10本セット
タコジグはすぐにロストするので釣ったことがありません。
エギはイカもタコも両方狙えるので便利なんですが、潮の流れが速い場所で使うと、流れてしまってボトムが取りづらい。
しかもボトムを意識してると、タコに抱かれる前にボトムを掛けてしまうことが多かったんですよね。
なので、タコを狙うなら、『ボトムが取れる』、『根掛かりしない』、この条件が整えばもっと長くストレスなくタコ釣りができるのではなかろうか…と思い、ショップでこのタコやんを購入しました。

写真の通り、釣れちゃうんですよね。やっぱり。
普段はライトショアジギングをしているサーフ(浜)で釣りました。
それほど急深ではなく、底は砂利です。
30mぐらいキャストして底まで沈める。
ロッドを立ててタコやんを引っ張ってきます。
PEラインを使うとゴツゴツと底の感触がモロに伝わってきます。
時々アクションをやめてポーズ(ステイ)させて、重くなったら合わせます。
タコやんでタコを釣ったときは、ずっとコレの繰り返しでした。
釣れるか釣れないかと言えば、『タコがいれば釣れる』とまで言えるぐらい釣れました。
そんなタコやん。
水中でどんな姿勢なのかを知りたくて試してみました。

これがラインをフリーにした状態のタコやんの水中姿勢です。
タコやんの胸あたりに付いているタコやんラバーが綺麗に開いてますね。
そして見事なまでにボディが浮いて、フックは上を向き、根掛かりしない理由はここにあるんじゃないでしょうか。

前から見ても姿勢が良い。
シンカーのみが底に着くので、ボディが浮いてタコからの視認性が高いのではないでしょうか。

ラインにテンションをかけるとこのような姿勢になりました。
まだボディは浮いてますね。
シンカーでボトムをズルズル、ゴツゴツと感じながらも根掛かりしないし、ボディはラインの微妙なテンションでアクションする。素晴らしい。

まるでボトム付近でステイしてる生き物のように見えませんか?
タコから見たら格好のターゲットだろうな…と思います。
ちなみに

フックのとこが光ります。
いかがだったでしょうか?
自分的にはタコは何色のルアーでも釣れると思っているので、一番目立って遠くからでもタコに見えるであろうマットチャートを使ってますが、これだけ使いやすくて実際に釣れるので、あと何色か買い足してみようかと考えてます。
タコやん REEB(アカエビ)
紫外線発光が気になります。


2016年11月18日
Gulp! ガルプのおすすめ

エサより釣れるか釣れないかは別として、海でも湖でも活躍するガルプ。
普通のプラスチックワームでも『匂い付』とか色々ありますが、普通のワーム使ってある程度流して釣れなくて、ガルプに変えて同じ場所を流したら釣れた経験が脳に焼き付いているので、まず最初のキャストはガルプから…が定番になってます。
2インチぐらいのガルプであればジグヘッドリグを使い、4インチを超えるものは普通のワームフックを選んでテキサスリグで使うことが多いです。
また、湖で鯉やバス、ギルを狙うときは、2インチ程度のガルプにカン付きチヌ針を使います。
前回の沼津釣行時は、カワハギを本命にしていたのにエサは持参せず、ガルプだけで釣りました。

2インチのサンドワームを5mm〜7mm程度にハサミでちょん切って使用。
エサ用の仕掛けに適当な大きさのガルプを付ければ、何かしら釣れるんです。
ワームとしても使えて、エサとしても使えるガルプ。
購入して使用したら、パッケージのまま保管するのはおすすめしません。
臭いと有名なガルプ液が漏れ、臭う原因にもなるし(車内や室内でこぼれると最悪です)、ガルプが乾いてしまいます(乾くと使い物にならなくなります)。
密閉できる容器に移し替えて、できればガルプのリチャージジュースを足して保管しましょう。
ガルプを触った手も臭うので、気になる方はウェットティッシュなどで拭きましょう。

